Ｄ１系のバッテリーを自作して、ニッカドタイプを使用していますが、大容量を誇るニッケル水
素タイプもあり、その選択に悩むところです。Ｄ１やＤ１Ｈでの使用を体験して、通常であればニ
ッカドでも充分と感じていますが、ここで両者を比較検討しておきたいと思います。そして使用
に当たっての注意事項も整理しておきます。

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１．ニッカドのニッケル水素の特徴

	ニッカド	ニッケル水素
特徴	ラジコン用としては比較的古い 比較的安価	ラジコンの長時間走行向けに 大容量化として発展
容量	２４００ｍＡｈ程度	４０００ｍＡｈ以上
耐衝撃性	比較的強い	弱い
耐熱性	比較的強い	弱い

　ニッケル水素は大容量を確保するために、ニッカドと同一サイズ内に電池を収めるために、
ケースを薄くしているのが特徴。そのために衝撃に弱い。また、電池の性質上、熱にも弱いた
めに慎重な取り扱いが必要だ。カメラのバッテリーでの使用に際しては、使用環境が厳しい状
況であれば、デリケートなニッケル水素は避けたほうが良いだろう。

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２．充放電のポイント

	ニッカド	ニッケル水素
保管方法	完全に放電した状態で保管	少し充電した状態で保管
充電時の注意	−	満充電、過充電は行わない 充電容量は容量の１／２を目安に
放電時の注意	放電を行ってから充電する	過放電は行わない 放電器による放電は放電完了後 直ぐにプラグを抜くこと
長期保管時の注意	湿気に弱いので乾燥状態が良い	同左

　保存方法や充放電の際にもニッケル水素は気を使うのがわかると思う。このバッテリーはラ
ジコンでの使用を前提としており、少しでも長く走行を楽しみたい目的で発展してきているの
で、きわめてデリケートなものになっている。

　最近、Ｆ５用の外部電源コードを流用して、Ｄ１用に見栄えに良いＲＣバッテリーを自作した。

これでＤ１とＤ１Ｈが同時に出動しても万全の体制となったのと、バッテリーセットの予備として
も活用できる。

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参考資料

エイムック　タミヤＲ／Ｃバギーのすべて